闖入者
ちんにゅうしゃ
名詞
標準
intruder
文例 · 用例
私達は、この突然の闖入者の濃い髯でかくれた、中年の苦悩に刻まれた古銅色の顔、霜枯れた衣服の下で凍った靴に、死人のような膚が覗いているのを見た。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
すると、闖入者の顔には、記憶から記憶を一瞬に過ぎる深刻な影が走った。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
不意の闖入者と花子とが緊と抱き締めて、ものも云わずに黒い地面にうずくまったからである。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
それにしても自分達の眼にも見えない闖入者の名を、幼いお春がどうして知つてゐるのであらう。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
彼女一人は突然の闖入者にすぎないのである。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
あ、この幽艶清雅な境へ、凄まじい闖入者!
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
五燭の灯の下にぼんやり照し出される憐れな狼藉の有様は、何か動物が生命を繋ぐことのために僅かなものを必死と食い貪る途中を闖入者のために追い退けられた跡とも見える。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
ところが正九郎のそのはれものに、突如現われた闖入者が手をふれたのである。
— 新美南吉 『空気ポンプ』 青空文庫
作例 · 標準
警備員は不審な闖入者を発見し、すぐに取り押さえた。
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国境を越えようとした闖入者は、あっけなく捕らえられた。
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彼の心の中に闖入者が現れ、平静を乱された。
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