俳風
はいふう
名詞
標準
style of a haikai or haiku poem
文例 · 用例
この時代を離れては緑雨のこの句の興味はないが、月落ち烏啼いての調子は巧みに当時の新らしい俳風を罵倒したもので、殊に「息を切らずに御読下し被下度候」は談林の病処を衝いた痛快極まる冷罵であった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
そうして子規氏はかような編輯上の意匠にも富んでいたから、購読者は益喜んで見る事になったので兼て日本新聞やその他の各新聞で子規氏の俳風を広めていたが上に、この機関雑誌の広く行わるると共に益々我々が俳風は世間に普及する事になった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
またこの人に次いで秋田地方では、島田五工氏なども、子規氏の俳風に同化して、俳星という雑誌まで出していたが、この頃は心機一転したものか、それを出す事もやめてしまった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
何しろ蕪村という怪物が京に出たのですから、啻に当時の天下を動かしたばかりでなく、古の俳風を一変して、明治の新俳風の種を蒔いて置いた位です。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
今までは京と江戸の俳人の比較をして見たのですが、今度は京と江戸の俳風の比較をして見たいと思うのです。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
この俳風の比較というは、俳人の比較よりも趣味の多い問題であるから、細しくやって見たいのですが、そうすると余り長くなりますから、少しくやって見ましょう。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
京と江戸の俳風を比較するには、先ず初に、大体の上に京風、江戸風というおのおのの特色があるかないかを仮定して、その後に各句を比較して、仮定の当否を吟味するが分りやすかろうと思うから、ちょっと総論をして置きます。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
先ず俳風の比較もこれ位にて止めて置きますが、その次に京風と江戸風とはどちらが勝れて居るかという問題が必ず起りましょう。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
作例 · 標準
彼の作る句にはどこか江戸の粋を感じさせる俳風があり、現代の若手作家の中でも異彩を放っている。
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師匠の教えを忠実に守りつつも、自分なりの現代的な俳風を確立しようと模索している。
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芭蕉の晩年の俳風である「軽み」は、俗世の事象を淡々と、かつ深く描き出す境地だ。
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