有るべき
あるべき
連体詞
標準
ideal
文例 · 用例
けれども僕にはそんな真似は出来ないから、里子と共に色々と怨霊などいうものの有るべきでないことを説いたけれど無益でした。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
切符の表に、有るべき理由の無い一字が、もし有ったら、いつも控え控え断念めて引退る、その心がきっと届くぞ!
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
実に有るべきところの人生は、決してこんな態であってはならない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
どこかそこには、一言にして万事を言い尽し得るような、詩的表現の全般に行き届いた、真の判然明白なる答案があるように、有るべき筈だと感じられる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
最も愚劣千万なのは、人々がこの種の似而非自由詩(印象的散文)に見慣れた結果、それを以て新しき詩の正道であると考え、実に有るべき真の詩を、理念から閑却していることである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
茶の湯に主と家来とは一緒に招く場合も有るべき訳で、主従といえば離れぬ中である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
僧都だの僧正だのというのは、俗界から教界を整理する便宜上から出来たもので、本来から云えば、名誉でもなく、有るべき筈もないものだが、寂照が僧都にされたことは、赤染集に見えている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
歳に首があり尾が有るべき理は無いなどと、愚にも付かぬ理窟などを考へて居るものは一人だつて有りは仕ない。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有るべきについて考えている。
有るべきという言葉は日本語で重要だ。
彼は有るべきの意味を理解している。
この文には有るべきが含まれている。