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甲斐がある

かいがある
表現動詞-五段-ラ行-不規則
1
標準
to be effective
文例 · 用例
白つぽい砂礫を洗ふ浅緑色も一種特別なものであるが、何よりも河の中洲に生えた化粧柳の特異な相貌はこれだけでも一度は来て見る甲斐があると思はれた。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
白っぽい砂礫を洗う水の浅緑色も一種特別なものであるが、何よりも河の中洲に生えた化粧柳の特異な相貌はこれだけでも一度は来て見る甲斐があると思われた。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
死ぬまで受けられる限りの教育を受けてこそ、この世に生れて来た甲斐があるのではないかと思われる。
寺田寅彦 猫の穴掘り 青空文庫
やつぱり我我のやうなものは、世間のごたごたの中に身を投げて、喜んだり苦しんだり悶えたりしながら、働いてゐてこそ生き甲斐があるやうに思ふんです。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
お前の竿では其処に坐っていても別に甲斐があるものでもないし、かえって二間ばかり左へ寄って、それ其処に小さい渦が出来ているあの渦の下端を釣った方が得がありそうに思うよ。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
」 そのためにも、まずはじめは無視して置いてくれた方がやり甲斐があると、これは信吉の持論だった。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
この人のために一生つくすのだ、とちゃんと覚悟がきまったら、どんなに苦しくとも、真黒になって働いて、そうして充分に生き甲斐があるのだから、希望があるのだから、私だって、立派にやれる。
太宰治 女生徒 青空文庫
名音は此の調子でゆけば、世話の為甲斐があると思って喜んだ。
田中貢太郎 法華僧の怪異 青空文庫
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