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根塊

こんかい
名詞
1
標準
文例 · 用例
駒井と、白雲とが、急に踏みとどまった砂浜の上には、ぬかごにしては大きく、さつまいもにしてはぶかっこうな根塊らしいものが、振りまいたように散乱しておりました。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
田山白雲は、物珍しそうに、わざわざひざまずいて、その子供のこぶしほどの大きさな根塊を、一つ拾い取って打ちながめ、「何だろう?
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
」 会話の興味を中断して、白雲はその根塊の吟味にとりかかる。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
ただ、ぬかごの形をして大きく、さつまいもに似てぶかっこうな、一種の植物の根塊であることだけは疑いないらしい。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
白雲は腰をかがめたままで、その根塊の一つ二つを拾い、しさいに打ちながめていると、駒井甚三郎は、立ちながら白雲の手元をのぞき込み、「これはジャガタラいもですよ」「え、ジャガタラいも……?
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
田山白雲は、そんなことは頓着なしに、ただ単純に、その根塊を珍しがって、「ははあ、これが音に聞くジャガタラいもですか?
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
駒井は、早くも馬からヒラリと飛び下りて、波打際に小走りに走って行ったものですから、田山が眼を円くしていると、駒井の拾い取ったのは女軽業の親方でもなければ、ジャガタラ芋の根塊でもありません――それは通常のビール罎一本です。
Ocean の巻 大菩薩峠 青空文庫
図は皆着色画で、その第一面が植物学的の事柄で、葉形やら根やら花やらなどの事が出て、その第二面には種々の果実ならびに瓜の類が出ており、その第三面には穀類、豆類、根塊類が出て、その第四面には野菜の類、海藻類、菌類が出ていた。
第二部 混混録 牧野富太郎自叙伝 青空文庫