死の病
しのやまい
表現名詞
標準
deadly disease
文例 · 用例
然し彼女は瀕死の病人に似もやらず、素早くもコップの水を床にあけて、それを口許に持つて行つた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
渠は垂死の病蓐に横たわらんとも、けっしてかくのごとき衰容をなさざるべきなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
……瀕死の病人を殺人罪に陥れたところで、しかも彼自身がそれを明らかに意識している場合、実際のところ何の甲斐もない話ではあるまいか。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
そのせまい小路で、その女は死の病にとりつかれて、寝台の上に横になっていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
こうして瀕死の病人を海へ、大波のうねっている海へ、連れだそうというのです。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
筆力は垂死の病人とは思えぬ程慥である。
— 夏目漱石 『『我輩は猫である』中篇自序』 青空文庫
また、瀕死の病人の魂を大声で呼びとめるというのも、恥かしいみじめな思想だ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
その間に父は瀕死の病人になつたのである。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
かつて不治と言われたその病も、今では「死の病」ではなく克服可能な疾患となった。
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村に広まった死の病を食い止めるため、若い医師は不眠不休で治療法の確立を急いだ。
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孤独という名の死の病が、現代社会に生きる人々の精神を静かに蝕んでいる。
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