手沢本
しゅたくぼん
名詞
標準
favorite book (worn with much handling)
文例 · 用例
で、閑さへあれば、わたくしは自装の手沢本に朱を入れた。
— 北原白秋 『文庫版『雀の卵』覚書』 青空文庫
抽斎遺す所の手沢本には、往々欄外書のあるものを見る。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
書籍は英文のものは初より新に買うことを期していたが、漢書は弘前から抽斎の手沢本を送ってもらうことにした。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
わたくしは上に榛軒が蘭軒手沢本の素問霊枢を柏軒に与へたことを記した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
按ずるに伊沢氏には蘭軒手沢本と榛柏手沢本との二種の内経が遺つてゐた筈である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
前者がイソップの換骨奪胎であることは明白であり、然も其が春水の作という所に興味があるし、後者は名家の手沢本として私の貧弱な書斎を飾るものと思って居た。
— 桑木厳翼 『春水と三馬』 青空文庫
作例 · 標準
この手沢本は、何度読んでも新しい発見がある。
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子供の頃からのお気に入りの手沢本は、ページが擦り切れるほど読み込んだ。
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図書館には、多くの読者に愛された手沢本が並んでいる。
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