名刺入れ
めいしいれ
名詞
標準
(business) card case
文例 · 用例
ブドリがわれを忘れて見とれておりますと、その人が受話器をことっと置いて、ふところから名刺入れを出して、一枚の名刺をブドリに出しながら「あなたが、グスコーブドリ君ですか。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
ロシア製の革の名刺入れ、クリーヴランド在住イーノック・J・ドレッバーの名刺入り、シャツのE・J・Dと一致。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
彼女はわたしが生前に見た着物を着て、右の手にいつもの小さいハンカチーフを持ち、左の手にやはりいつもの名刺入れを持っていた。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
(ある婦人が八ヵ月前に名刺入れを持って死んだことがあった。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
北穂高の取付きは非常に悪き道なり、途中迷うことも多からむ、石の祠あり名刺入れの缶あり、自分もこれに名刺を入れ万歳三唱下山す。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
富岡は札束をふところに入れて、名刺入れから、名刺を出して、亭主に出した。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
……………………手袋を脱いで机の上に放り出し、続いてシガーケース、財布、名刺入れ、ハンカチその他を投げ出し、両手を揉み合わせて疲れた表情……。
— ――手先表情映画―― 『涙のアリバイ』 青空文庫
まったくの初対面の美少女に対して、あまりに詮索がましく尋ね過ぎた事を、心から後悔したらしく、如何にも済まない顔になって、ハンカチで鼻や口のまわりを拭いていたが、やがて内衣嚢から名刺入れを出して、その中の一枚を自分で来たという証拠に折り曲げて、女の前の丸|卓子の上に載せた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
作例 · 標準
就職祝いに、上質な革で作られた名刺入れを両親からプレゼントされた。
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鞄のポケットを探したが、肝心の名刺入れを家に忘れてきてしまった。
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彼の名刺入れには、何十枚もの名刺がぎっしりと詰まっていた。
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