読致
よみいたす
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文例 · 用例
『新ロマン派』も十月号より購読致し、『もの想う葦』を読ませて戴き居候。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
「高著伊沢蘭軒新聞にて拝読致居候処、痘科池田京水と申者の事蹟に御不審の箇条有之候と相見え候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
只今三時間|許り、かねて小生の持論たる象徴芸術の立場より現代の思想、文芸に対する挑戦の論策を編まむ下心にて、批評|旁々、著者嘲風先生より送られたる「復活の曙光」繙読致候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
「闇に蠢く」「湖畔亭事件」この二長篇は実の所、全部通読して居りませんので、ここでは寸感をはぶくとし「火星の運河」「踊る一寸法師」「お勢登場」「鏡地獄」等は皆通読致しました。
— 国枝史郎 『探偵文壇鳥瞰』 青空文庫
五カ条の御誓文、憲法、教育勅語、これらを拝読致せば新代の日本国民は全く不合理な前代の因襲道徳から解放せられ、聖代の自由なる空気の中に自己の特性を発揮しつつ社会を営んで行く事の出来る新道徳を御示しになっております。
— 与謝野晶子 『女子の独立自営』 青空文庫
御手紙拝読致しました時は、この、何と申しますか、深く感動致しまして、これは容易ならぬ大事であると斯様に考へて店の者にはまだ秘密に致してあります。
— 坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 青空文庫
作品はかねて雑誌で拝読致しております。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
それでも富田さんが、「花子さん、これから私が太郎さんの日記を朗読致しますから、歌子さんも御謹聴なさい」 といって椅子を離れた時には、お花姉さんもお歌姉さんも、何卒といったように頷いた。
— 佐々木邦 『いたずら小僧日記』 青空文庫