村荘
そんそう
名詞
標準
文例 · 用例
△木村荘八氏――『浅草元日』『幽霊せり出し』等の所謂氏の芝居絵である、幽霊せり出しはテーマは賛成だが、氏にして良くロートレックやドガのやうに、この種の社会を庶民的テーマとして引き下げる力があれば面白いが、芝居道の肯定者らしい態度が妙に美しいものより描けてゐない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
大村荘之助としてある。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
初音町の往来へ向いた方の障子に鼠色の雲に濾された日の光が、白らけた、殆ど色神に触れない程な黄いろを帯びて映じている純一が部屋へ、大村荘之助が血色の好い、爽快な顔付きをして這入って来た。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
明智小五郎、手塚竜太、帆村荘六、俵巌、シャアロック・ホルムズ、アルセーヌ・ルパン、ルコック、ソーンダイク、エラリー・クイーン等々の名前は、単にその名前が紙面に顔を出しただけでも読者の血を湧かす。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
私もこれをまねてみるが到底木村荘八には及ばぬ、読者諸君|若し昔のこの見世物を覚えていてなつかしいと思ったら本郷森川町を訪問し給え。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
僕の長男が彼女のお腹にいる時、木村荘太とのイキサツを書いたもので、荘太君はその時「索引」というやはりながい小説を書いた。
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
それは帝都暗黒界の鍵を握る名探偵帆村荘六として完全に還元していた。
— 海野十三 『麻雀殺人事件』 青空文庫
とりあげて読んでみると、「私立探偵 帆村荘六」 こんな名刺なんか、破いて捨てちまえだと思った。
— 海野十三 『振動魔』 青空文庫