滝殿
たきどの
名詞
標準
文例 · 用例
源氏の作っている御堂は大覚寺の南にあたる所で、滝殿などの美術的なことは大覚寺にも劣らない。
— 松風 『源氏物語』 青空文庫
その後平安朝期にしても、「滝殿」で鯉などを釣つて遊ばれた事はあらうが、溪流や海へ出て釣り遊ぶといふことはない。
— 佐藤惣之助 『日本の釣技』 青空文庫
「解ったか、お滝殿、山浦氏、これが因果の理法だ――仲よく暮されい、――お二人だけが許されたのだ」「御坊」「もうお別れじゃ、さらば」 二人の縋るに任せたまま、手を合せて仏の名を称える空善の声は、次第に四方の蟲の声に没して行きます。
— 野村胡堂 『大江戸黄金狂』 青空文庫