幻辞.com

こけ猿

こけざる
名詞
1
標準
foolish monkey
文例 · 用例
かたわらにころがしておいたのは、名もない茶壺で、ほんとうのこけ猿の茶壺は、とうに峰丹波の手におさめ、本郷の屋敷に安置してある……。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
人相も知れないほどに焼けただれた、あの若侍の死骸と、壺を、源三郎とこけ猿ということにして、本郷の道場へ持って帰る。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
長屋の洩れ灯に、だいじそうにかかえた壺をうち見やりつつ、「こけ猿よ、とうとう吾輩の手に来たナ。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
こけ猿の茶壺を片手に、蒲生泰軒、考えこんでいると、それに眼をつけたチョビ安、頓狂声をあげて、「ヤア、あたいと父上が、一生懸命にまもってきた壺。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
大きな風呂敷でこけ猿の茶壺をしっかと背負ったお美夜ちゃん、淋しい夜道に、身長ほどもある小田原提灯をブラブラさせて、一人とぼとぼ歩きに歩いた末。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作爺さんは足がきかないので、お役にはたたず、朝まで待てない急な御用ときかされて、怖いのも、淋しいのも忘れたお美夜ちゃんは、背中にしょったこけ猿が、疲れた小さなからだに、だんだん重みを増してくるのをおぼえながら、いくつとなく辻々を曲がり、町々をへて、やがて来かかったのは桜田門の木戸。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
十「それでは、われらは、この源三郎身がわりの焼死体と、偽のこけ猿の焦げた壺を守って、お蓮の方ともども、これよりただちに道場へ引っ返し、源三郎の死んだことと、こけ猿の壺なるもののもう世の中からなくなったことを、すぐにも発表する手はずだから、よいか、その方どもは一刻を争い、このおとし穴を埋めてしまえ。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
真っ黒に焼けた、にせのこけ猿と。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
おだてられて木に登るなんて、お前は本当にこけ猿だな。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
欲を出して失敗する姿は、まるでおとぎ話に出てくるこけ猿のようだ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
「そんなこけ猿みたいな真似はやめろ」と、年上の同僚に釘を刺された。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview