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痛棒

つうぼう
名詞
1
標準
severe attack
文例 · 用例
然るに一人マッカレーばかりは、地下鉄サムを現に出し謂う所の贋の「紳士」なるものへこっぴどく痛棒を喰らわせている。
国枝史郎 日本探偵小説界寸評 青空文庫
そして各々の大臣の秘書役として、大臣文学者の門を叩いてゐる文学青年のうちで最も意久地のなさゝうな一人を夫々一名宛挙げて、秘書役になぞらへて痛棒を喰はせた皮肉な見立なのであつた。
牧野信一 青空文庫
今度のことを、廃頽しかけた日本の文化に天が与えた痛棒であると云う風に説明する老人等の言葉は、そのまま私共に肯われない或るものを持っている。
宮本百合子 私の覚え書 青空文庫
他の譯者もそれぞれ痛棒を喰はされはしたが、『小さなイヨルフ』を譯した三浦文學士(?
宮原晃一郎 イプセンの日本語譯 青空文庫
嘘だって云うのに、あなたもよっぽど卑劣な方ね」「卑劣は一大痛棒だね。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
この一言で私の陶製観をやっつけ得られるつもりらしく平気で怒号されたのだが、なにがなんとしても前山さんの芸術無理解の実体が人前にさらけ出されるまでで、一向に私をやっつける痛棒にはならなかった。
――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち―― 素人製陶本窯を築くべからず 青空文庫
彼らの前途のためにもしくは彼らを見習う多くの青年のためにぜひ一痛棒を加えておく必要を感じたのであった。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
春風亭柳枝が、若き圓朝に一大痛棒を加えんとした場面が、「圓朝花火」というかつての私(注・筆者)の短篇小説に叙されているから、勝手ながら左へその一部を抄させて貰おう。
正岡容 小説 圓朝 青空文庫
作例 · 標準
彼のプレゼンの矛盾点を鋭く指摘し、質疑応答の時間にライバルとして痛棒を食らわせた。
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野党による連日の鋭い追及は、スキャンダルに揺れる政府にとって無視できない痛棒となった。
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油断していた隙に他社に画期的な新製品を発表され、経営陣は正面から痛棒を受けたような衝撃を受けた。
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2
標準
stick used to strike inattentive Zen meditators
作例 · 標準
静かな禅寺の修行中、激しい睡魔に襲われた若い修行僧の右肩に、警策による痛棒が振り下ろされた。
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痛棒の乾いた音が静寂に包まれた本堂に響き渡り、参加者全員の緩んでいた背筋がピンと伸びた。
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座禅の最中に雑念を振り払いたい時は、自分から合掌して僧侶に痛棒を願い出るのが作法だ。
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