玉取り
たまとり
名詞
標準
文例 · 用例
鞠を投げて獅子の玉取りなどを演ずるのは、余ほどむずかしい芸だとか聞いていた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
一般には、藤原ノ淡海公と志摩の玉取りの故事を読んだものと言うことになって居りまするが、わたくしどもは、あれを医学の歌だとして居ります。
— 久生十蘭 『玉取物語』 青空文庫
「それはもう玉取り姫が姉妹揃つて來てもこれは大丈夫で、何しろ紙入も煙草入も無いあつしだから」「そんな事が自慢になるものか」「犢鼻褌の三つも括らうと思ひましたがね。
— 苫三七の娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
あんなむづかしいところへ入り込むくらゐなら、あつしは龍宮城へ玉取りに行きますよ」 などと酢つぱい顏をするのです。
— 美しき人質 『錢形平次捕物控』 青空文庫
木陰で玉石を拾うとの謂れから、「玉取りの松」と呼ばれておりまする。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫
古歌にも『玉取りの 松の下とりどりに 持ち囃すらん 後の世までも』と歌われているではありませんか。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫