切り払う
きりはらう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to clear away
文例 · 用例
その一つによると旋風のようなものが襲来して、その際に「馬のたてがみが一筋一筋に立って、そのたてがみの中に細い糸のようなあかい光がさし込む」と馬はまもなく死ぬ、そのとき、もし「すぐと刀を抜いて馬の行く手を切り払う」と、その風がそれて行って馬を襲わないというのである。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
さらに横なぐりに切り払うと、今度は四人になった。
— 捜神後記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
」 と薪左衛門は、呻き声をあげたが、やにわに天国の剣を引き抜き、春の白昼に現われた、「声の妖怪」を切り払うかのように、頭上に振り、「あの声!
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫
彼は直截に生活の葛藤を切り払うつもりで、かえって迂濶に山の中へ迷い込んだ愚物であった。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
いや、私にはあの上の山林を切り払うと水の加減がどうなるか、というような細かいことはわからないがね、何れにしろ、それがよくても悪くても、自分の田地なために、これ以上立ち入ったことをいうのは工合が悪い。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
腰なる青※の剣は、たちまち雨と降る矢を切り払う。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫