凛然
りんぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
commanding
文例 · 用例
もとよりあのくらいの潟だから、誰だッて漕げるさ、けれどもね、その体度だ、その気力だ、猛将の戦に臨んで馬上に槊を横えたと謂ッたような、凛然として奪うべからざる、いや実にその立派さ、未だに僕は忘れんね。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
』と、いふと、稻妻は恰も私の言を解し得た如く、凛然として尾を掉つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
お定りの魚軒と言ふと、だいぶ水氣立つたとよりは、汗を掻いて、角を落して、くた/\と成つて、つまの新蓼、青紫蘇ばかり、濃い緑、紫に、凛然と立つた處は、何うやら晝間御神輿をかついだ時の、君たちの肉の形に似て居る。
— 泉鏡太郎 『祭のこと』 青空文庫
彼邦の制、天子の屋は、葺くに黄瓦を以てす、旧瓦は用無し、まさに黄なるに易るべし、といえる道衍が一語は、時に取っての活人剣、燕王宮中の士気をして、勃然凛然、糾々然、直にまさに天下を呑まんとするの勢をなさしめぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
是の如き場合に際しては、勿論多くの人は萎縮退卻して、才能も勇氣も衰へるのであるが、或は又卻つて事情の吾に不利なるだけそれだけ多く反抗興奮の作用を起して、決然凛然として張る氣を生ずるも有る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
此処は鄂博――蒙古児陀羅海、春ながら冬、霾らす、霾らす茫漠たる内蒙古、涯しなき視野、東へ東へと移動しつつある沙漠の凛然たる寒気の底に於て。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
このような場合に際しては、もちろん多くの人は萎縮し退却して才能も勇気も衰えるのであるが、或いはまた却って事情が我に不利なだけに多く反抗興奮の作用を起こして、決然とし凛然として張る気を生じることもある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
」 ですから、瞬時のうちに、迷うところなく進むべき道が決心つきましたので、右門は凛然として立ち上がると、ただちにはせ向かったところは、ほかならぬ松平|伊豆守信綱のお下屋敷でありました。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼の凛然とした態度は、聴衆に強い印象を与えた。
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困難な状況でも、リーダーは凛然として部下を鼓舞した。
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その武将は凛然たる風格で敵陣に乗り込んだ。
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標準
bitter (cold)
作例 · 標準
南極の凛然たる寒さは、想像を絶するものだった。
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冬の早朝、窓の外には凛然たる空気が満ちていた。
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山の頂上では、凛然たる風が吹き荒れ、体感温度をさらに下げた。
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