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深山幽谷

しんざんゆうこく
名詞
1
標準
deep mountain valleys
文例 · 用例
その中の一評者が「一時は紀行文は前人の未だ踏まない深山幽谷の奇景を、紹介するのを職とするような傾向であった、いや今でも、そういう好奇心で、紀行を書いている人もあるようだが、これはつまらぬことだろう」と言って、明らかに私に当たっている。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
深山幽谷の中に置かれた発電所は、吾々の眼には矢張その環境にぴつたりはまつてザハリッヒな美しさを見せてゐる。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
深山幽谷の中に置かれた発電所は、われわれの眼にはやはりその環境にぴったりはまってザハリッヒな美しさを見せている。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
(F・O)T その夜 深更――S=荒れ果てた辻堂 辺りは古い杉の木が茂った深山幽谷である。
山中貞雄 武蔵旅日記 青空文庫
地形測量をする測量班員が深山幽谷をさまようて幾日も人間のにおいをかがずにいて、やっとどこかの三角点の櫓にたどりつくと、なんとなくうれしさとなつかしさに胸をおどらすという話である。
寺田寅彦 地図をながめて 青空文庫
一棟は幾戸かに分れ、戸々皆な障子をとざし、其障子には火影|花かに映り、三絃の乱れて狂ふ調子放歌の激して叫ぶ声、笑ふ声は雑然として起つて居るのである、牛部屋に等しき此長屋は何ぞ知らん鉱夫どもが深山幽谷の一隅に求め得し歓楽境ならんとは。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
行くこと数里、深山幽谷深かく分け入ると、谿川の流れ巌に激しく、奔流矢を射るごとき淵に出た。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
かく全島が山と、森と、谷とで蔽はれて居つては、今更何處へと方向を定める事も出來ぬのである、之からあんな深山幽谷に進入するのは、却て危險を招くやうなものだから、島の探險は一先づ中止して、兎も角も再び海岸に皈らんと踵を廻らす途端、日出雄少年は急に歩を停めて『あら、あの音は?
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
絵画に描かれた深山幽谷の風景は、見る者を圧倒する迫力があった。
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彼は都会の喧騒を離れ、深山幽谷で静かに暮らすことを選んだ。
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この地域には、深山幽谷にひっそりと佇む秘境の温泉がある。
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