箱庭
はこにわ
名詞頻度ランク #35120 · 青空 118 例
標準
miniature garden
文例 · 用例
国が箱庭的であるからか音楽まで箱庭的である。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
物ぐるほしけれど箱庭に作りたる石一つ水の面にそと取落せば、さゞ波すこし分れて、これにぞ月のかげ漂ひぬ。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
云ひ換へれば、氏の作品の多くは優れたるものと雖も、何処となく名匠の手になつた箱庭を見るやうな感じがする。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
箱庭は言葉どおりに庭園のミニアチュアである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
石垣のある土手を右に、左にいつも見る目より、裾も近ければ頂もずっと高い、かぶさる程なる山を見つつ、胴ぶくれに広くなった、湖のような中へ、他所の別荘の刎橋が、流の半、岸近な洲へ掛けたのが、満潮で板も除けてあった、箱庭の電信ばしらかと思うよう、杭がすくすくと針金ばかり。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
近所で、小さな兒が、おもちやに小庭にこしらへた、箱庭のやうな築山がある。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
片手に水竿を控え、彼方此方に佇んで当惑する船夫の姿は、河面に蓋をした広い一面板に撒き散した箱庭の人形のように見えた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
燈籠やら、いくつにも分岐した敷石の道やら、瓢箪なりの――この形は、西洋人なら、何かに似ていると言って、婦人の前には口にさえ出さぬという――池やら、低い松や柳の枝ぶりを造って刈り込んであるのやら例の箱庭式はこせついて厭なものだが、掃除のよく行き届いていたのは、これも気持ちのいいことの一つだ。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
作例 · 標準
部屋の片隅に、美しい苔を使った箱庭を置いた。
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子供の頃、よくおもちゃを使って箱庭を作って遊んだものだ。
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箱庭療法は、心の状態を表現するのに役立つ。
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