幻辞.com

一宿一飯

いっしゅくいっぱん
名詞
1
標準
(being beholden to someone for a favor of) a night's lodging and a meal
文例 · 用例
その人の煙草の火のおかげで、私は煙草を一服吸う事が出来るのだもの、謂わば一宿一飯の恩人と同様である。
太宰治 作家の手帖 青空文庫
一宿一飯の恩義などという固苦しい道徳に悪くこだわって、やり切れなくなり、逆にやけくそに破廉恥ばかり働く類である。
太宰治 東京八景 青空文庫
矢張り浪人すりゃ友子の間を一宿一飯で歩かなきゃならないじゃないか」「其処がしきたりと人情で、矢張り自分のいる山の肩を持つんでさ」「君達はしきたりや人情にだまされているんだ。
宮嶋資夫 恨なき殺人 青空文庫
日本が東亜新秩序建設となって今迄の物質的から精神的に生き、弱肉強食の帝国主義的考えから離脱して、弱い者を助け、強い者を挫くと云う所に生き、一宿一飯の恩にも深く感じ、憐れを持ち実利よりも恥を重んずると云う日本精神の発現以外に私は東亜新秩序と云うものが出ないのであると思います。
小川未明 現下に於ける童話の使命 青空文庫
その上一宿一飯、俺あ渡世に親分も子分もねえ風来坊だが、ならずもんの義理あ知っているんだ。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
一宿一飯の恩があるので、怨みもつらみもねえお前さんに敵対する、信州沓掛の時次郎という下らねえ者でござんす。
長谷川伸 沓掛時次郎 三幕十場 青空文庫
その上一宿一飯、俺ぁ渡世に親分も子分もねえ風来坊だが、ならずもんの義理ぁ知っているんだ。
三好十郎 天狗外伝 斬られの仙太 青空文庫
子というものを持たぬ丹後守は、客を愛すること一通りでない、いかなる客であっても、訪ねて来る者に一宿一飯を断わったことがない――それらの客と会って話をするというよりは、その話を聞くことが楽しみなのである。
三輪の神杉の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
昔の旅人は、行く先々で一宿一飯の世話になることが多かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼にはかつて一宿一飯の恩義があるから、困っているときは助けてあげたい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
見知らぬ土地で一宿一飯の施しを受け、旅人は心から感謝した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash