紫苑色
しおんいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
light purple (similar to that of the flowers of the Tartarian aster)
文例 · 用例
やや大柄な童女が深紅の袙を着、紫苑色の厚織物の服を下に着て、赤|朽葉色の汗袗を上にした姿で、廊の縁側を通り渡殿の反橋を越えて持って来た。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
几帳の垂れ帛が一枚上へ掲げられてあって、紫苑色のはなやかな上に淡黄の厚織物らしいのの重なった袖口がそこから見えた。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
」「いいえ、伯母さんも似合わないというし、シューラも似合わないって云うもんだから」「ばかなナースチャ、おかっぱにしないのなんか禿げ頭の爺さんか豚だけよ――ごらん、わたしだってよく似合ってるじゃないの」 ナースチャは、感嘆して、紫苑色のリザ・セミョンノヴナのすらりとしたスウェーター姿を眺めた。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は紫苑色の落ち着いた着物を見事に着こなし、披露宴の席に華を添えた。
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夕暮れ時の空が、美しい紫苑色から深い群青色へと刻一刻と変化していく。
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祖母からもらった紫苑色の小風呂敷を、今でも大切にカバンの中に忍ばせている。
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