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一天万乗

いってんばんじょう
名詞
1
標準
the whole realm
文例 · 用例
第五段日の本は一天万乗の大君にましまして、我が御代をかかる乱れのあさましや、神に御願をかけまくも、忝くもおん命召させたまはむ、代らめと歎かせたまふ畏こさよ。
北原白秋 新頌 青空文庫
二十インチの巨砲群、八十台にあまる重爆機隊、そういうものの狙の前に、一天万乗の君まします帝都東京をはじめ、祖国の地を曝させてはたいへんである。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
一天万乗の君の観念はつくられ、天皇の特権を擁護するために全力をつくした旧憲法が人民階層のどんな詮索もうけずに発布された。
宮本百合子 平和への荷役 青空文庫
「ああそうですか、それと並んで紺青のよろいを着て鉢巻きをしているのはどなたですか」「あれは正行の従兄弟和田正朝じゃ」「へえ」「そら御輿がお通りになる、頭をさげい、ああおやせましましたこと、一天万乗の御君が戦塵にまみれて山また山、谷また谷、北に南に御さすらいなさる。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
わたしは一天万乗の君でも容赦しない使なのです。
芥川龍之介 二人小町 青空文庫
上は一天万乗の天子も、上皇・皇太后の内に到られた。
折口信夫 若水の話 青空文庫
御妹君におむかい、「吾が大王ものな思ほし」といわれるのは、御妹君は一天万乗の現神の天皇にましますからである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
岩倉は、かねがね一天万乗の君のご前へ供え奉る御膳が、どんなに質素で、いや質素を通り越してお粗末であるかを伝えていたが、それを禁裡御取締まり内藤豊後守正継や、この酒井所司代は、『あまりのことである』 と、言って信用しない。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
作例 · 標準
彼は一天万乗の君主として、民を慈しんだ。
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かつてはこの国が一天万乗の勢力を誇っていた。
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一天万乗の主となるべく、青年は旅に出た。
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