虚誕
きょたん
名詞
標準
exaggerated talk
文例 · 用例
満海の生れ代りということを保証するのは御免|蒙りたいが、梵天丸という幼名だったことは虚誕では無く、又其名が梵天|帝釈に擬した祝福の意であったろう事も想察される。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
毒によらず鍼によらず、陰密に人を除こうとするが如きことは有り内の世で、最も名高いのは加藤清正|毒饅頭一件だが、それ等の談は皆虚誕であるとしても、各自が他を疑い且つ自ら警め備えたことは普く存した事実であった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
この他ウォータートンの博物論文、バクランドの『博物奇談』、ジャージンの『博物文庫』巻二七、カッセル出版『猴類博物学』と『猴史』等に猴の話多い中に虚誕も少なからぬようだ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
畢竟大洞のやうな先生が虚誕の共喰をしてゐるので人名地名の発音の間違どころか飛んでもない見当違ひを一向御頓着なく見て来たやうな虚誕を書く。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
昔しは講釈師が見て来たやうな虚誕を云ふといつたもんだが、今では新聞記者が其株を奪つてゐる。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
大洞が名を売出したのは人物評ださうだが、渠奴の人物評ぐらゐ虚誕で固め上げたものは無いさうだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
借金も少しだと困るが身分不相当に沢山になると却つて借金のお蔭で生命が維げるやうなもんで、虚誕も少とだと躓くが此位|甲羅を経ると世渡りが出来ると見える子。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
これをかのアジヤ諸州の人民が、虚誕妄説を軽信して巫蠱神仏に惑溺し、あるいはいわゆる聖賢者の言を聞きて一時にこれに和するのみならず、万世の後に至りてなおその言の範囲を脱すること能わざるものに比すれば、その品行の優劣、心志の勇怯、もとより年を同じゅうして語るべからざるなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はいつも虚誕ばかりで、どれが本当か分からないよ。
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そんな虚誕を並べられても、誰も信じないだろう?
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あの政治家の公約は、あまりにも虚誕に満ちていて、期待できないな。
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