俗受け
ぞくうけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
popular appeal
文例 · 用例
有り体に云うと前述の錦絵は日本所産の芸術作品の中でもかなりに俗受け専門の低級浅薄なものであるが、それでもその中に含まれている画家と、彫刻師と、印刷者の苦心は、外国一流の芸術家たちを刺戟して、新生面を打開させるだけの偉大深刻な尖鋭さをもっている。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
へ……俗受けを棄てて純真へ……華麗から率直へ……客観から主観へ……最高の芸術的良心の表現へ……透徹した生命の躍動へと進化して行く。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
勿論、こんにちから観れば冷汗が出るほどに、俗受けを狙った甘いものであるから、ひどい間違いはなかったらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そして私は、徳子がアメリカの田舍を曲馬師のサアカスに加はつて俗受けの鄙唄を歌つて踊つた時代をこそ見たいと思ひました。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
狂言といい演技といい、俗受け専門、場当たり専門、実にお話にもならないもので、わたしは苦々しいのを通り越して腹立たしくなった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
殊にその豪傑志士を気取る処は俗受けのする処であってその実その紀行の大欠点である。
— 正岡子規 『徒歩旅行を読む』 青空文庫
行くも花かへるも花の中道を咲き散る限り行きかへり見む かくの如き歌はあるいは俗受けよろしかるべくや、われらはただ厭味たらだらに感ずるのみに候。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
つまらない物と云うことは知っていながら、俗受けのする脚本の、ドラマらしいよりは寧ろ演劇らしい処を、参考に見て置こうと思って取り寄せて、そのまま読まずに置いたのであった。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
作例 · 標準
大衆向けの音楽は、俗受けを狙いすぎると芸術性が失われることもある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の作品は、一般層には俗受けしないかもしれないが、真の価値はそこにあると信じている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
商業主義に走ると、どうしても俗受けするような企画が優先されがちだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash