虫封じ
むしふうじ
名詞
標準
incantation to rid a child of insects traditionally believed to cause disease
文例 · 用例
今日かて、あんた、この子の虫封じのお守り貰いに来るのに、一家総出の大騒ぎでんねん」 おたかのその言葉をきいていると、君枝は思いがけぬ持子の不幸が、かえって一家を明るくしているにちがいないと思った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そして、こんどの土用丑には子供の虫封じのまじないをここでしてもらいまんねんというのであった。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
」と善蔵氏は手を挙げて制しながら、余に向つて、「ひとつ虫封じをしてやらうか。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
それにしても虫封じとはどんな事をすることか?
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
余も往々、手にあまるとHをとらへて、善蔵氏の「虫封じ」と幼時のいたづらとから思ひついた方法で、彼の頭をもつて引きあげるのである。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
ところで余のHは、善蔵氏の虫封じが時効にかゝつてしまつたものか、余のそれは体育になつてしまつたし、別の叱責法を考究中なのだが好き思案が浮ばない、近頃の乱暴は手がつけられない。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
そして善蔵氏の「虫封じ」を待つてゐるHの愚かな父である。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
ゆうべ本所の子育て観音さまに虫封じのご祈祷がござんしたゆえ、こちらにおいでの糸屋のご新造さんとお参りに行きましてついおそうなり、疲れてそのままぐっすり寝込みましたら、いつとられましたものか、朝になってみますると、ふたりとも坊やたちを盗まれていたのでござります。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、子供の病気を治すために虫封じの儀式が行われていたそうだ。
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神社で子供の健康を願って、虫封じのお守りを買った。
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虫封じという風習は、今ではあまり見かけなくなった。
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