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稿本

こうほん
名詞
1
標準
manuscript
文例 · 用例
特に自由詩に関する議論は、それだけで既に三百枚の原稿紙になってる稿本『自由詩の原理』を、僅かこの書の一二章に縮小し、大略の要旨だけを概説した。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
この集の稿本を書肆の手に渡したるは汝の生れたる朝なりき。
石川啄木 一握の砂 青空文庫
しかしこの事件のことを記した稿本の末尾には、ちょっとした追記があって、ヴァイオレット・スミス嬢は、たしかに大きな財産を相続し、そして現在は、あの有名なウェスミンスター電業者の集りである、モートン・エンド・ケネデー協会の、高級会員である、シリル・モートンの妻になっていると記されてある。
コナン・ドイル 自転車嬢の危難 青空文庫
渡邊氏も、まだ不完全なりとて、自から謙遜して、稿本と題したるが、ひろく材料を集め、一々出所をしるし、態度眞面目にして、言ふ所、穩健也。
大町桂月 石田堤 青空文庫
これは渠が十日許り前に竹山の宿で夕飯を御馳走になつて、色々と詩の話などをした時思立つたので、今日横山に吹聽した、其所謂六ケ月位かかる見込だといふ長篇の詩の稿本であつた。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
これは渠が十日許り前に竹山の宿で夕飯を御馳走になつて、色々と詩の話などをした時思立つたので、今日病院で横山に吹聴した、其所謂六ヶ月位かかる見込だといふ長篇の詩の稿本であつた。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
稿本は夜店を冷かして手に入れたものでござりますが、跡は千切れてござりません。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
特に、世界とその一環としての日本の文学が、質的に大きい変転を行い、波瀾を経つつある最近の「十年間あまり、国文学研究の中道が、殆どすべて本文校訂とか稿本作成とか、考証とか、索引作成とかいう資料整理的の仕事それ自体を目的とする範囲を出なかったことは著しい事実」であった。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
作例 · 標準
貴重な古典の稿本が、図書館の特別室に保管されている。
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彼は、自身の小説の稿本を出版社に提出した。
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発見された稿本には、作者による加筆修正の跡が残されていた。
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