羊蹄
ぎしぎし異読 ようてい・しのね・し・ギシギシ
名詞
標準
Japanese dock (Rumex japonicus)
文例 · 用例
後方羊蹄山は綺麗な雲帽を冠っていた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
気澄まば、旭川も見ゆべく、北海道の東部に雄視せる阿寒岳も見ゆべく、西部に雄視せる羊蹄山も見ゆべく、日本海も見ゆべく、太平洋も見ゆべし。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
四 蝦夷富士の稱ある後志羊蹄山、マクカリヌプリが麓まで眞ツ白になつたのは、二三日前のことだ。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
それから、ナウムブルグやブラッセルを経て、ライプツィッヒを訪れ、千六百五十八年には、スタンフォドのサムエル・ウォリスと云う肺病やみの男に、赤サルビアの葉を二枚に、羊蹄の葉を一枚、麦酒にまぜて飲むと、健康を恢復すると云う秘法を教えてやったそうである。
— 芥川龍之介 『さまよえる猶太人』 青空文庫
シリベシ山をなぜ後方羊蹄山と書いたか 松浦竹四郎の著に『後方羊蹄日記』と題する一冊の書物があってこれを「シリベシ日記」と訓む。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
書中に雌岳なる知別岳を後方羊蹄と書いてある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
すなわちこの後方羊蹄はシリベシと訓み後方羊蹄山はシリベシ山というのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
かくシリベシを後方羊蹄と書くのは、如何にも奇抜至極な字を充たもので、これは余程ヒョウキンな書きぶりである事を失わない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫