三献
さんこん異読 さんごん
名詞
標準
three-times-three exchange of nuptial cups
文例 · 用例
社会のために身を犠牲に供して何人も、めでたく、式三献せざるべからざるなり。
— 泉鏡花 『愛と婚姻』 青空文庫
ただ式三献をしたばかりで、夫だの、妻だのッて、妙なものが出来上ってさ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
三献のあと松尾が琴を聞かせ、べつの娘二人が琴と三絃を合わせた。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫
孝之助はまさかいっしょに立ってゆくわけにもいかず、まごつきはしないかと案じていたが、杉乃はそのまま三献の膳が配られても戻って来なかった。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
その大盃が三つ組五つ組になっていたのは、つまりはその一々の同じ盃で、一座の人が順々に飲みまわすためで、三つ組の一巡が三献、それを三回くり返すのが三三九度で、もとは決して夫婦の盃には限っていなかった。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
芝居事雪のふる夜のつれづれに※のつくり」、123-5]の小袖をそとかつぎ‥‥‥でんちうぢやはりひじぢやしまさんこんさんなかのりさん‥‥おどりくたびれ袖萩の肩に小袖をうちかけてなみだながらの芝居事「さむかろうとてきせまする」このまあつもる雪わいの。
— 絵入り小唄集 『どんたく』 青空文庫
」 手帳を受け取ってそう云う真紀子の顔を久慈は見返りながら、「駄目だ、東野さんこんなの俳句じゃない抒情詩だというね、あの人は俳句を踏み込みだというから、見せたってやられるだけだよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
「阿母さんこんな事しててもあんまり下らないじゃあありませんか、理性の人だって云ってらっしゃるのに迷っていらっしゃる?
— 宮本百合子 『千世子』 青空文庫
作例 · 標準
結婚披露宴では、伝統的な三献の儀式が執り行われた。
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格式高い結婚式で、新郎新婦が三献の盃を交わした。
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三献は、夫婦の契りを象徴する大切な儀式だ。
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