おくびにも出さない
おくびにもださない
表現形容詞
標準
showing no sign of
文例 · 用例
さればいずれの歳の市にも、ダラダラの大晦日まで続いたところが、門松だけは二十九日までに遅くとも立ててしまい、一夜飾りはせぬものと老人の注意を、誰しも正直に守って疑わず、どういうわけと念を押すなぞは決しておくびにも出さない。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
さうしていつまでもさうやつて凝つとしたままでゐて、「もううんざり」なんぞとはおくびにも出さない…… ※ 九番目の插繪は、これまでとはぐつと異つて、二本の木立ごしに或アパアトらしい二階建の小家をやや遠くに離して描いてゐる。
— 堀辰雄 『詩集「窓」』 青空文庫
翌日もその翌日も、それからの十日程といふものは毎日女に会つてゐたが、今日こそ心中のことを切りだして一思ひに死んでやらうといふ考へで会ふのだが、この重圧ある意識に疲れてそんなことをおくびにも出さないばかりか異様に疲れてしまつた。
— 坂口安吾 『流浪の追憶』 青空文庫
翌日もその翌日も、それからの十日程というものは毎日女に会っていたが、今日こそ心中のことを切りだして一思いに死んでやろうという考えで会うのだが、この重圧ある意識に疲れてそんなことをおくびにも出さないばかりか異様に疲れてしまった。
— 坂口安吾 『流浪の追憶』 青空文庫
」と云はれるのがつらさに、我慢に我慢を重ねて、おくびにも出さないやうにしてゐた。
— 正宗白鳥 『孫だち』 青空文庫
さすがアンドレア・デル・サルトだ」と日記の事はおくびにも出さないで、またアンドレア・デル・サルトに感心する。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
今日は金田の事などはおくびにも出さない、しきりに当り障りのない世間話を面白そうにしている。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
」「それが、あなたのことなんぞ、おくびにも出さないの。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「showing no sign of」である。
「showing no sign of」という意味で使われることが多い。
showing no sign of」という概念は重要だ。
その出来事は「showing no sign of」の良い例だ。