ふざける
ふざける
動詞
標準
文例 · 用例
いつでもふざけるにきまっている三上さえも、一、二度極端な、女郎に関するその話題を提供してみたが、反響がないので、それ以外に話すことを全然持たない彼は黙りこくって、すぐにその寝床にもぐりこんで、三十分間をぐっすりと寝ることに決めたらしかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ふざけるのも、いい加減にし給え。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
馬鹿者はね、ふざける事は真面目でないと信じているんです。
— 太宰治 『渡り鳥』 青空文庫
「ふざけるのも、いい加減にし給え。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
浅草寺の天井の絵の天人が、蓮華の盥で、肌脱ぎの化粧をしながら、「こウ雲助どう、こんたア、きょう下界へでさっしゃるなら、京橋の仙女香を、とって来ておくんなんし、これサ乙女や、なによウふざけるのだ、きりきりきょうでえをだしておかねえか。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
妙にお客あしらいで、私をばお大事のもののようにして、その癖ふざけるから、皆が種々なこと云うんじゃアあるまいかね。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
これは機械|鋸が木を挽く音」「ふざけるの、よしよ。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
みちはだんだんのぼりになりつひにはすっかり坂になりましたので楢夫はたびたび膝に手をつっぱって「うんうん」とふざけるやうにしながらのぼりました。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫