還相
げんそう
名詞
標準
文例 · 用例
韓舎人子蒼、取りて一聯と作して云ふ、推愁不去|還相覓、与老無期稍|見侵と。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
一切の仏教は、ことごとくこの往相と還相との二つの世界を離れてはないのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
尤も予め各種のヒューマニズムから一般的共通的な処だけを取り出して、之を要素的ヒューマニズムと名づけることは、一向さしつかえのないことであるが、併し逆に、そういう要素的ヒューマニズムが色々の歴史的社会的形態を受け取るのだという還相的な説明になると、それは一つの仮定を出ない。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
この往相と還相とが一環となることによって、自然科学(一般に科学)の方法の目的が完成するのである。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫