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雉猫

きじねこ
名詞
1
標準
文例 · 用例
南は高い粟|畑、重く垂れ下がつた穂波がしみじみ、雉猫の尻尾を振る、無数に寂しく、熱く。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
やれ、南瓜も飛び出せ、牛蒡も踊り出せ、枝豆、隠元、ささぎ豆、なた豆、落花生に胡麻の種、莢がはぢけた、赤ちやけた、化猫、雉猫、かま鼬、粟が尻尾を黄に垂れた。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
腹の上で筋斗を切る、鳩尾を蹴っ飛ばす、寝巻の裾へ雉猫を押し込むという乱暴|狼籍。
八人の小悪魔 ノンシャラン道中記 青空文庫
此にはとら猫ぶち猫雉猫の善悪それ/″\が入り乱れてゐて、じつは当時幕政の一端を猫に擬らへて揶揄したもので、幾何もなくしてお咎めを蒙り板木を取壊されたものであると成年ののち私は知つた。
正岡容 異版 浅草燈籠 青空文庫
其うしろ姿は正しく猫、加之も表通りの焼芋商に飼つてある雉子猫だ。
岡本綺堂 雨夜の怪談 青空文庫