託つけ
かこつけ
名詞頻度ランク #40940 · 青空 0 例
標準
pretext
文例 · 用例
実は内藤君も到頭説きつけられてしまって、今日が二度目の稽古だそうだ」 と千吉君は他の吹聴に託つけて自分のことを告白しているような口吻だった。
— 佐々木邦 『好人物』 青空文庫
某は心中|深く立腹して、他の事にかこつけて雲飛を中傷し遂に捕へて獄に投じたそして人を以て竊に雲飛の妻に、實は石が慾いばかりといふ内意を傳へさした。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
「明日はあれがこつちに來るかも知れないのよ」 行夫は枕から頭を上げて空を見やりながら、私の留守の間の不安を稻妻にかこつけてほのめかした。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
松崎は鮎釣が好きだったところからそれをかこつけに同業の伯父から紹介状を貰って河内屋に泊り込んでいた。
— 岡本かの子 『汗』 青空文庫
いいかこつけで、私は風流の道づれにされた次第だ。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
要するに仏事参拝にかこつけて、かたきのゆくえ捜索を黙許されたもので、それは非常の恩典であると伝えられたそうである。
— 岡本綺堂 『かたき討雑感』 青空文庫
そのうちに、お鎌の亭主の徳之助が死んだので、死骸を竜濤寺へ葬って、その墓参りにかこつけてお鎌は始終出這入りをしていたんです。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
併し然う一々天氣にかこつけられちや、天氣も好い面の皮といふもんさ。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
作例 · 標準
彼は会議を休むための口実(託つけ)として、急な体調不良を主張した。
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「ちょっと喉が渇いたんだ」というのは、彼女がおしゃべりをやめさせるための口実(託つけ)だった。
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