下知
げじ異読 げち・げぢ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
要所、要所の手くばりもあらましここにすみぬれば手代が下知の一聲に家臺をゆする物音やたまたま晝の閑寂に庭の椿の落つる頃。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
明智光秀も信長を殺す前には愛宕へ詣って、そして「時は今|天が下知る五月かな」というを発句に連歌を奉っている位だ。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
」とお丹の下知に、狼は衣を纏い、狐は啖い、狸は飲み、梟謡えば、烏は躍り、百足、蛇、畳を這い、鼬、※鼠廊下を走り、縦横|交馳、乱暴|狼藉、あわれ六六館の楼上は魑魅魍魎に横奪されて、荒唐|蕪涼を極めたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
この時、レヤチーズは、はじめてボートの支度を下知して、四、五の船客をまずボートに抱き乗せ、つぎに船員の、妻子のある者にも避難を命じ、自分は屈強のいのち知らずの若い船員五、六名と共に船に居残り、おのおの剣を抜いて敵兵の襲来を待機した。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
やがて集って来た人足どもに青砥は下知して、まず河原に火を焚かせ、それから人足ひとりひとりに松明を持たせ冷たい水にはいらせて銭十一文の捜査をはじめさせた。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」と体を震わせて更にはげしく下知するのである。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」とお供の者たちに烈しく下知した。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
勿論乱れ立った世に在っては、一軍の主将として下知の通りに物事の捗ぶのを期するのは至当の訳で、然無くても軍隊の中に於ては下々の心任せなどが有ってはならぬものであるが、それでも自らに寛厳の異があり程度がある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
将軍は家臣たちに厳しく下知した。
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彼の下知に従い、兵士たちは進軍した。
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もっと早く下知していれば、事態は変わっていたかもしれない。
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