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見え始める

みえはじめる
動詞-一段
1
標準
to come within sight
文例 · 用例
フランシスとその伴侶との礼拝所なるポルチウンクウラの小龕の灯が遙か下の方に見え始める坂の突角に炬火を持った四人の教友がクララを待ち受けていた。
有島武郎 クララの出家 青空文庫
千鶴子は樹の間から道が少しでも見え始めると、すぐまた自動車の音のしない反対の奥の方へ自分から進んだ。
横光利一 旅愁 青空文庫
」 写真を芸術だと思わぬ久慈の口吻に、塩野はきっと対抗した気構えを見せたが、ノートル・ダムの尖塔が見え始めるとそれもすぐ忘れたらしく、サン・ミシェルの坂の方へ出ていった。
横光利一 旅愁 青空文庫
灯の消えている千鶴子の部屋の窓が五階の上に見え始めると、胸がそわそわして来て胸を一寸揺ってみた。
横光利一 旅愁 青空文庫
夜の明けるのは琵琶湖の見え始めるころだとすると、少くとも石山あたりで起きていなければ、すぐ逢坂山にさしかかる。
横光利一 旅愁 青空文庫
この崩れかかった男の内部は、我々と全然異なった組織ででき上がっているのであろうか、尾田には少しずつ佐柄木の姿が大きく見え始めるのだった。
北條民雄 いのちの初夜 青空文庫
女といふものは、美しいと見える時にはどこまでも美しく、むしやぶりつきたいやうな欲望を男に起させるが、しかし一たび不潔に見え始めると、もう胸が悪くなるほど不潔に見えて来るものである。
北條民雄 道化芝居 青空文庫
左右の山は次第に相迫つて前面に聳る比叡山はいよ/\近くいよ/\險しく見え始める
一名京都紀行 十年振 青空文庫
作例 · 標準
長い坂道を登り切ると、ようやく目的地の駅が見え始めた
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夜が明けて、水平線の向こうに陸地が見え始めた
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暗闇に目が慣れてくると、家具の輪郭が見え始めた
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