寐語
びご
名詞
標準
sleep-talking
文例 · 用例
美代はこの夜三時過ぎまで結びごんにゃくをこしらえていた。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
お蘭の針仕事をしている傍に膝をゆるめて坐って、あどけないことを訊ねたり単純な遊びごとをしたりした。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
まず、食事たびごとに飯をたいてみた。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
その巌丈な石の壁は豪雨のたびごとに汎濫する溪の水を支えとめるためで、その壁に刳り抜かれた溪ぎわへの一つの出口がまた牢門そっくりなのであった。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
そして旱の多かった夏にも雨が一度来、二度来、それがあがるたびごとにやや秋めいたものが肌に触れるように気候もなって来た。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
まだ信子を知らなかった峻には、お祖母さんが呼び違えるたびごとに、信子という名を持った十四五の娘が頭に親しく想像された。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
それから後は来るたびごとに寝台にすわりこんで、この花の名を読まない事はなかった。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
そのたびごとに廊下でだれかが「マアきれいな花ですこと」とぎょうさんにほめる声が聞こえた。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
作例 · 標準
「うーん、そのケーキは僕が食べるんだ……」と、隣で寝ている弟がはっきりとした寐語を漏らした。
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昨夜、自分が知らない外国語で叫ぶような寐語を言っていたと聞き、少し怖くなった。
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「あら、また夢の中で誰かと喧嘩しているの?」と、寐語を繰り返す夫に妻が苦笑した。
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