進献
しんけん
名詞
標準
文例 · 用例
いずれも寒国でとてもこんな物を産出しないから、これはインドより輸入した象や猴を更にアッシリアへ進献したのだ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
柱木の牧場は、嶺岡の牧場の一部で、その嶺岡の牧場というのは、嶺岡山脈の大半を占める牧牛場――周囲は十七里十町余、反別としては千七百五十八町余、里見氏より以来、徳川八代の時に最も力を入れ、南部仙台の種馬、和蘭進献の種馬、及び、天竺国雪山の白牛というのを放ったことがある。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
正月には三栖庄から嘉例として八木の進献があり、武射饗三および打竹をも進上する。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
三栖庄からして巨口細鱗の鱸がとれたとて進献になると、先ずその一尾を東福寺の斎藤のもとにやった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
『万葉集』第一巻をば功成ると伏見宮に進献した。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
数百年来の沖縄の神歌に、数限りもなく唱えられたニルヤセヂ・カナヤセヂのセヂというもの、是なども主として人間を幸福にする富貴長寿の類であったらしく、それを祭祀と祈願との力によって、国王世の主に進献せしめようとするのが、すべての公の行事の最初からの目的であった。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫