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掴み上げる

つかみあげる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to grab up
文例 · 用例
強いて見詰めたものは、目を損いながら、火の柱の中に鬼神が珠を掴み上げる腕の形を見たとか、竜が噛み合う姿を見たとか言った。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
」 戸棚の橙を掴み上げると引き裂いて卓上に種を絞り出す。
THE FIVE ORANGE PIPS 橙の種五粒 青空文庫
そして、それが尻尾だけであったり、捉えてみると別のものだったりして、なにしろ一つの概念だけはあるのですが、どうにもそのはっきりしたものを掴み上げることができず、ただいたずらに宙を摸索って、それから烏とか、山猫とか屍虫とかいうような、生物の名を並べはじめたのです。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
バカな親父はそのうち本気に腹を立て、「おい、それじゃアここから登れッ」と幼な子の襟首を掴み上げるようにしながら、一郎を左手の見上げるばかりの切り立った山の下へ連れて行った。
田中英光 箱根の山 青空文庫
「えッ、邪魔をしやがる」 振り上げた脇差は叩き落されて、上になり下になり、しばらくとっ組み合いましたが、平次の力は遥かに優ったものとみえて、勇吉をとって押えて、猫の子のように掴み上げると、「どうともなれッ」 数十尺の下、夜のお茶の水の流れの中へ、水音高く投げ込んでしまいました。
復讐鬼の姿 銭形平次捕物控 青空文庫
「えツ、邪魔をしやがる」 振り上げた脇差は叩き落されて、上になり下になり、暫く取ツ組み合ひましたが、平次の力は遙かに優つたものと見えて、勇吉をとつて押へて、猫の子のやうに掴み上げると、「何うともなれツ」 數十尺の下、夜のお茶の水の流れの中へ、水音高く投げ込んでしまひました。
復讐鬼の姿 錢形平次捕物控 青空文庫
彼は手早く相手の衣服を掴み上げると、彼自身のと一緒に抱えて、相手の手を取り、引きずる様にして、例の隠し戸を開き、その奥の暗闇に逃げ込んだ。
江戸川乱歩 猟奇の果 青空文庫
」 その時、荷馬車がちやうど橋を渡りきつてしまつたので、その言葉尻はもう聞き取れなかつたが、若者はそれなり鳧をつけてしまふのが業腹だつたと見えて、よくも考へないで咄嗟に泥土をひと塊りつかみあげるなり、それを女房のうしろから投げつけた。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 前篇 青空文庫
作例 · 標準
少年は地面に落ちていた子猫をそっと掴み上げると、自分の服の中に隠した。
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クレーン車が巨大なコンクリートブロックを掴み上げ、ダンプカーの荷台に載せた。
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彼は山積みの書類の中から、重要そうな一束を無造作に掴み上げた
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掴み上げる(つかみあげる) — 幻辞.com