往通
往通
名詞
標準
文例 · 用例
時々、廊下を往通ふ女中が、通りすがりに、『何う遊ばしたのでございませう、』『うむ、』『御心配でございます。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
清葉は実際、途中でも、座敷でも、廊下でも、茶屋の二階の上り下り、箱部屋などでも、ちょうど、袖|袂の往通いに、生きていた頃の幽霊と、擦違って知ったのであるから。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
…… ところで、いつでも用あり次第、往通いの出来るようにと、……一体土間のその口にも扉がついている。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫