計算法
けいさんほう
名詞
標準
文例 · 用例
こんな珍らしい議論の必要が従来あんまりありませんでしたので恐らくこの計算はまだ誰も致しますまいが計算法だけ申し上げて置きましょう。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
出納の事情は千種万様であれば、いかなる簿記法を調べても、完璧に我が家の事情に合致した簿記法の書が有る筈もなく、また計算の数量も千差万別なので、どのような計算法の書を繙いても完璧に我が家が持つ問題と同じ問題を解く計算法を記載した計算法の書が有る筈もない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
しかしながら簿記法も計算法も、皆人生の事実を基礎とし、社会の経験を柱として出来ているので、簿記法を能く学べば、どのような事情も自力で記載できる方法は有るだろう。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
また計算法を能く学べば、どのような計算も自然と出来るだろう。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
悟ったような顔をした老人共を、私は(私自身は所謂年寄ではないが、年齢を、死との距離の短かさで計る計算法によれば、決して若くはあるまい。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
三人同道して彦島へ渡る、材木の受渡方計算法を教へて貰ふ、それから門司へ渡つてM会社のU氏に紹介される、何もかも昨日と今日とは正反対だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
それにしても、みすみす自分の邸が疑惑の的になると知りながら、この計算法を教えていった笹木光吉の真意というものが、警部にはサッパリ解らなかった。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
エジプト時代には一回に十五日もかかった観相を、本師は最新の微積分計算法をおこない、わずかに三分間にて鑑定す。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫