雨外套
あまがいとう
名詞
標準
mackintosh
文例 · 用例
あるひどい雨の日の昼ごろにたずねて来たときは薄絹にゴムを塗った蝉の羽根のような雨外套を着ていたが、蒸し暑いと見えて広くはげ上がった額から玉のような汗の流れるのをハンケチで押しぬぐい押しぬぐい話をした。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
加世子は水色のスウツを着て、赤い雨外套を和服の女中の腕に預け、手提だけ腕にかけていたが、この方はしばらく見ないうちに、すっかり背丈が伸び、ぽちゃっとしたところが、均平の体質に似ていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 左手の脚柱の暗い投影の中に、濃い鼠の潮じみ雨じみた角錐形の天幕が一つ、その中に、これも鼠の頭巾附きの汚れ破れた雨外套をかぶって、誰やらごろ寝していた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
この八月の豊原風景はまさしく貴公子の緑の雨外套だろう。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
手に持った雫垂れる傘と闇にきらめく雨外套は、今抜けてきた外の激しさを物語っている。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
下のかたより李中二、洋服に雨外套を着て、洋傘をさして出で、入口の扉を叩く。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
――まだ世間一般にさういふレインコートが流行しない頃だつたし、加けに色合がそれらしくないので誰もこれが雨外套とは気づかなかつた。
— 牧野信一 『スプリングコート』 青空文庫
ちょうど雨が窓を打つ音をきいたので、細君はどうぞ家にいてくれと願ったが、泣かんばかりに願ったが肯入れないで、大きな雨外套に身を包んでそのまま出ていってしまった。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨外套について考えている。
雨外套という言葉は日本語で重要だ。
彼は雨外套の意味を理解している。
この文には雨外套が含まれている。