物怖じ
ものおじ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
cowardice
文例 · 用例
メクラ、ツンボ、と言えば、非人情なことには、物怖じしない者の例として持ち出される。
— 豊島与志雄 『ジャングル頭』 青空文庫
然し、物怖じしない代りには、何かに激発されれば、自らは兇器を振り廻すことがある。
— 豊島与志雄 『ジャングル頭』 青空文庫
気持よく伸びてる首、無意味に高い鼻、しまりのない唇から洩れる金歯の光、わりに不活溌な、でも物怖じせぬ眼付、それに綺麗な肌を以てして、彼女は、余りにのんきすぎるか、智恵がまわりかねるか、そういったおおまかさを具えていた。
— 豊島与志雄 『操守』 青空文庫
よほど人に馴れているとみえて、こうして物怖じもせずに平馬の手にとまっているのだ。
— 林不忘 『平馬と鶯』 青空文庫
花は間も無く正気づくと、物怖じしたように長椅子の上に跳起きた。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
青褪めた顔 すると、ドアが細眼に開いて、そこから物怖じしたような二つの眼が覗いた。
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
顔を挙げると、少し高くなりかけた朝陽の中に立ったのは、吉五郎の娘お留の、物怖じしない活き活きした顔です。
— 縁結び 『銭形平次捕物控』 青空文庫
あるかないかくらいの物怖じしている様子が、弟の眼の中に震えているのを姉は見入った。
— 室生犀星 『童話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は大勢の聴衆を前にしても物怖じせず、堂々とスピーチを披露した。
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初めての海外旅行だったが、彼女は物怖じせずに現地の人に道を聞いていた。
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「そんなに物怖じしなくていいよ、君なら絶対に成功するから」
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