空位
くうい
名詞
標準
vacant post
文例 · 用例
すべてのHMNMの提案は、空位のままに残されているこの王座をつかもうとする試みだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
混沌として降り狂つた雪のあとの晴た空位又なく麗はしいものはない。
— 水野仙子 『日の光を浴びて』 青空文庫
今は缺員空位の村長の卓子の青い掛け布の上の、早咲の菖蒲を生けた頭勝ちの花瓶が一つ轉けたゞけで、其の餘のものはそつくり有姿のまゝであつた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
御稲荷様既に空位によらず実力を以て油揚をせしむ。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
然るに血気盛りの学生たるもの猶学校の空位空聞に恋々たる其の心事の陋劣にして其思想の旧套陳腐を脱せざる事真に憫笑すべきなり。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
…… 第一、ひと口に空位とはいつても、寳ノ太后が亡くなつてこのかた五年あまりの年つきは、実質的には決して空位だつたわけではない。
— 『白鳳』第二部 『鸚鵡』 青空文庫
そうしてもう一人の男が英語教師の空位を充たす事になりました。
— 夏目漱石 『私の個人主義』 青空文庫
今までは闕位がなかったからいたし方もないが、前年の二月に左大臣公興がやめたので、くり合わせのやりようによっては、内大臣に空位を作ることも不可能でなくなった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
標準
post in name only