群小
ぐんしょう
名詞
標準
trifling
文例 · 用例
一方、無批判的な群小は九十九プロセントの偉大に撃たれて一プロの誤りをも一緒に呑み込んでしまうのが通例である。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
想うにこれらは権威者の罪というよりはむしろ権威者の絶対性を妄信する無批判な群小の罪だと考えなければなるまい。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
私などは未だ三十歳を少し越えたばかりの群小作家のひとりに過ぎない。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
第十二代|景行天皇の御代になると、朝廷の稜威は国内に於ける群小の土豪どもを悉く平定せしめて、たゞ西に熊襲、東に蝦夷の二族を残すだけになつた*。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
『南史』に、〈梁武帝元洲苑に幸し、大蛇道に盤屈し、群小蛇これを繞るを見る、みな黒色、宮人曰く恐らくこれ銭竜ならん、帝銭十万貫を以て蛇処を鎮め、以てこれを厭す〉、これ支那でも蛇を銭の神としたのだ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
だが、馬琴は出身の当初から京伝を敵手と見て競争していたので、群小作者を下目に見ていても京伝の勝れた作才には一目置いていた。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
自分を局外に置いて見る時は群小作家皆豆粒よりも小さかったが、自分をその中の一人として比較する時は豆粒よりも小さく思う人よりも更に一層自分が小さく思われて堪えられなかったようだ。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
一人のシェークスピアが栄えた背後に、幾人の群小戯曲家が、無価値な、滅ぶるにきまっている戯曲を、書き続けたことだろう。
— 菊池寛 『無名作家の日記』 青空文庫
作例 · 標準
大手メーカーの影に隠れ、群小の部品工場が厳しい価格競争を強いられている。
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政界の再編により、群小政党が合併して巨大な野党勢力が誕生した。
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「あんな群小勢力の挑発に、いちいち目くじらを立てる必要はない」
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