大いびき
おおいびき
名詞
標準
loud snore
文例 · 用例
やがてその手がばたり畳に落ちたと思うと、大いびきをかいて、その顔はさながら死人のようであった。
— 国木田独歩 『疲労』 青空文庫
その方がいい、あばよ、』と言って主人はよろめきながら出て来たが、火鉢の横にころりと寝たかと思うとすぐ大いびきをかいている。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
そこでマタンも、それに負けないつもりで、大いびきをかきはじめました。
— 新美南吉 『名なし指物語』 青空文庫
大入道は、また一人を、いつものように夕ごはんにしてたべると、大いびきで寝てしまいました。
— 四、船乗シンドバッド 『アラビヤンナイト』 青空文庫
おいはぎのこむすめは、かた手をゲルダのくびにかけて、かた手にはナイフをもったまま、大いびきをかいてねてしまいました。
— SNEDRONNINGEN 『雪の女王』 青空文庫
たゞ都合が好いことには、いつも胃の具合が悪い由で、直ぐに酒に参つて大いびきで寝てしまふのである。
— 牧野信一 『途上日記』 青空文庫
新年に、私が出掛けようとした時、うちの運転手の知合いの者が、自動車の助手席で、鬼のような真赤な顔をして、ぐうぐう大いびきで眠っていましたの。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
」「それは君だらう――俺が眺めてゐるのも知らないで君は其処で大いびきを挙げて眠つてゐたぜ。
— 牧野信一 『サンニー・サイド・ハウス』 青空文庫
作例 · 標準
例句