躙り出る
にじりでる
動詞
標準
文例 · 用例
私はむくむくと床をぬけ出して、そのぢぢむさい姿を日向に曝し、人並に、否病めるが故に更により多くの日光を浴びようと端近くにじり出る。
— 水野仙子 『嘘をつく日』 青空文庫
毛と云う毛は悉く蛇で、その蛇は悉く首を擡げて舌を吐いて縺るるのも、捻じ合うのも、攀じあがるのも、にじり出るのも見らるる。
— 夏目漱石 『幻影の盾』 青空文庫
毛といふ毛は悉く蛇で、其の蛇は悉く首を擡げて舌を吐いて、縺るゝのも、捻ぢ合ふのも、攀ぢあがるのも、にじり出るのも見らるゝ」と漱石氏は書いて居る。
— 小酒井不木 『毒と迷信』 青空文庫