引き立て役
ひきたてやく
名詞
標準
person who makes someone else appear better
文例 · 用例
たとえば友だちの名をかたってパリへ出かけるいたずら者が、自分の引き立て役に純ドイツ型の椋鳥を連れて行く、その椋鳥のタイプとか、パリ遊覧自動車の運転手とか案内者とか、ベデカと首っ引きで、シャンゼリゼーをシャンセライズと発音する英国老人とかいうのがそれである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
事実、桔梗の方に劣らぬ美女には今後も出遇うことがあろうけれども、此の上※が置かれたような不思議な舞台、取り分け鼻のない三枚目などが引き立て役に登場する芝居は、全く彼に誂え向きの世界であって、そう云う背景と配役に囲まれた高貴の夫人を見ることは、二度と再び豫期する訳には行かないのである。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
これでもお分りになるように、こうして並んでましたら、わたしが引き立て役勤めてる形で、光子さんは船場あたりの娘さんの中でもちょっと飛びきりの器量やのんです。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
たしかに美貌の持主には違いなく、自分は引き立て役だという未亡人の言は必ずしも謙遜ではないが、この点が果して楊柳観音の尊容に適するかどうかは疑問である。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
仲人は引き立て役だ。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
具合の悪いことは皆君のお父さんに言って貰うんだ」「ふうむ」「仲人は損な役だと思った」「何うせ僕も引き立て役さ。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に主役の才能を引き出す、最高の引き立て役だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
チームの勝利には、目立たないが重要な引き立て役の存在が欠かせない。
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彼女は美人だが、彼の隣にいるとさらに引き立て役になってしまう。
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