幻辞.com

脛毛

すねげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
私は真昼の太陽の射し込む窓の硝子戸に凭りかかって、半ズボンと靴下との間に生えている脛毛を、ながめてばかりいた。
渡辺温 可哀相な姉 青空文庫
お庄は、気味のわるいもののように、鼻の高い、鬢の毛の薄い、その大きな顔や、脛毛の疎らな、色の白い長いその脚などを眺めながら、母親の方へ片寄って、飯を食いはじめた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
夏になると、そのみっしり生えた脛毛の中でいつも二三|疋の蚊が悲鳴をあげていた。
山本周五郎 秋の駕籠 青空文庫
蚊たちは血を吸いにもぐり込むが、脛毛の藪があんまり密なので、それにひっかかって脱出することができなくなるのであった。
山本周五郎 秋の駕籠 青空文庫