脛毛
すねげ
名詞
標準
文例 · 用例
私は真昼の太陽の射し込む窓の硝子戸に凭りかかって、半ズボンと靴下との間に生えている脛毛を、ながめてばかりいた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
お庄は、気味のわるいもののように、鼻の高い、鬢の毛の薄い、その大きな顔や、脛毛の疎らな、色の白い長いその脚などを眺めながら、母親の方へ片寄って、飯を食いはじめた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
夏になると、そのみっしり生えた脛毛の中でいつも二三|疋の蚊が悲鳴をあげていた。
— 山本周五郎 『秋の駕籠』 青空文庫
蚊たちは血を吸いにもぐり込むが、脛毛の藪があんまり密なので、それにひっかかって脱出することができなくなるのであった。
— 山本周五郎 『秋の駕籠』 青空文庫