低雲
ていうん
名詞
標準
low-hanging clouds
文例 · 用例
台風気味の低雲をついて、全身を鉛色に塗ったグラマン、二機以上の編隊でしきりに飛ぶ。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
「未来」そのものゝ如き低雲に囲まれた広漠たる大氷原に、君は、たゞ一人、立つたことがあるか。
— 岸田國士 『チロルの旅』 青空文庫
驟雨の低雲が曠野を馳せてゆくように、援軍は西進してたちまち、※軍の大部隊と相対した。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
が、そこまでのつきつめた憂いも、帰結を心に観てしまうと、低雲一|過、あとは迷うことなく暢々としているのも彼にきわだっている性情の一面だった。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
「余計に悪くなって堪るもんか、この節あ心持が快方だっていうけれど、え、魚気を食わねえじゃあ、身体が弱るっていうのに、父爺はね、腥いものにゃ箸もつけねえで、豆腐でなくっちゃあならねえッていうんだ。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」「ああ、聞いて見てくんねえ、真個に肴ッ気が無くッちゃあ、台なし身体が弱るッていうんだもの。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」「川上っていうんだよ。
— 太宰治 『眉山』 青空文庫
大変だという内に、水足が来て足を嘗めたっていうんです。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
山頂は厚い低雲に覆われており、下からは全く姿が見えない。
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低雲が垂れ込めて視界が悪くなったため、飛行機の着陸が一時見合わされた。
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どんよりとした低雲の隙間から、わずかに夕日の光が漏れ出している。
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