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卯の花

うのはな異読 ウノハナ
名詞
1
標準
bean curd lees
文例 · 用例
自分は中学の時使った粗末な検索表と首っ引で、その時分家の近くの原っぱや雑木林へ卯の花を捜しに行っていた。
梶井基次郎 路上 青空文庫
卯の花や威し毛ゆらり女武者。
泉鏡太郎 甲冑堂 青空文庫
けれども、ともすると卯の花くだしと称うる長雨の降る頃を、分けて其年は陽気が不順で、毎日じめ/\と雨が続いた。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
其の肩越に、田のへりを、雪が装上るやうに、且つ雫さへしと/\と……此の時判然と見えたのは、咲きむらがつた真白な卯の花である。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
白河の雨の夜ふけに、鳴立つて蛙が売る、卯の花の影を添へた、うまさうな饂飩は何うもやめられない。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
外套は脱いで居た――背中へ、雨も、卯の花も、はら/\とかゝつた。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
唯、席に着くと、袖から散つたか、あの枝からこぼれたか、鍋の蓋に、颯と卯の花が掛つて居て、華奢な細い蕋が、下のぬくもりに、恁う、雪が溶けるやうな薄い息を戦がせる。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
死んだやうな夜気のなかに、凝つて、ひとり活きて、卯の花をかけた友染は、被衣をもるゝ袖に似て、ひら/\と青く、其の紫に、芍薬か、牡丹か、包まれた銀の鍋も、チチと沸くのが氷の裂けるやうに響いて、ふきこぼるゝ泡は卯の花を乱した。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
deutzia (Deutzia crenata)
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避

卯の花、卯ノ花、卯花(うのはな) ウツギの花の別称。 おからの別称。

地名
  • 卯花村かつて富山県婦負郡にあった村。八尾町に合併し消滅。現:富山市。
実在
架空
その他
出典: 卯の花 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0