手を焼く
てをやく
表現動詞-五段-カ行
標準
to not know what to do with
文例 · 用例
厠神の植山姫、水匿女も永く場を塞がれて手を焼くそうであるという。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「それはね、私もああいう世界に知った人もあって、少しは事情も解っているが、よしんば踏台にされないまでも、金が続かなくなると女も考え出すし、こっちは今まで入れ揚げた金に未練も出て来て、なかなか面倒なもので、大抵の人が手を焼くんですよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「金が手を焼くように思いはしませんか」との古藤のいった言葉が妙に耳に残った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
だんなだっても神さまじゃねえ、たまにゃ手を焼くときもあるんだからね。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
吾家では子供も殖る、小商売には手を焼く、父親は遊蕩で宛にもなりませんし、何程男|勝りでも母親の腕一つでは遣切れませんから、否でも応でも私は口を預けることになりました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
吾家では子供も殖る、小商売には手を焼く、父親は遊蕩で宛にもなりませんし、何程男勝りでも母親の腕一つでは遣切れませんから、否でも応でも私は口を預けることになりました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
秀吉が名護屋にゐるうちは睨みがきくが、渡韓する、戦果はあがらぬ、火の手が日本の諸方にあがつて自分のお蔵に火がついて手を焼くハメになるのが留守番たち、一文の得にもならぬ。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
この場合も、冷水のつもりで熱湯を捻って、それこそ手を焼く――などという大失敗を演ずる旅行者が、ちょいちょいある。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
この古いパソコンは動作が不安定で、修理するのにもかなり手を焼く。
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「あの子のいたずらには、本当に手を焼くわ」と先生がため息をついた。
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数学の難問に手を焼いていたが、友人の助言でようやく解法が見えた。
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